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新芽の育成

会長のたわごと

 

 

今、メジャーリーグの大谷選手の移籍契約金1015億円が話題です。スポーツ史上最大の金額だそうです。

これは、子供のころからの夢「二刀流」を諦めなかった結果だ、ということは周知の事実です。

一般的に、子供や若者の周囲には壮大な夢を破壊する「ドリームキラー」が存在します。

「大統領になりたい!」「世界No1のアスリートになりたい!」など、壮大な夢に対して、実現の可能性が低いことを善意から熱心に説得する人達のことです。

これは、親や学校の先生、親しい先輩や友人など身近な人だったりします。

大谷選手は、彼ら「善意の説得」に屈しなかった代表です。

私が今の会社を創業したのは、32歳になったばかりの若造でした。当時の関係先に挨拶回りをした時のことです。

「そんな社名は辞めた方がいいよ!」「大ぼら吹きか詐欺師と思われるよ!」と、多くの同業者や先輩が熱心に助言をしてくれました。

それもそのはず、4坪の事務所にパート事務員と私だけのスタートでした。

しかも、当時の不動産業者は「〇〇不動産」「〇〇宅建」などが主流で、「エイジェント」などという英語カタカナ表記はありませんでした。

そのうえ、大きく「日本」と付け「日本エイジェント」と命名したのです。

誰が考えても、地方の不動産屋さんの常識を大きく逸脱した社名なのは明白でした。

しかし、もし周囲の助言にしたがって地方名で「愛媛不動産」にしていたら、東京本部の千代田区丸ノ内の看板は、また大阪市中央区の看板も「愛媛不動産」になっていました。

そして、北海道から沖縄まで全国展開のFC本部の会社名が「愛媛不動産」でした。このような地方色の濃い社名では、違和感があり過ぎだったでしょう。

また、周辺環境が激変している今日、誰もが会社をさらに成長させるためには変化を伴った活性化が必要と考えています。

しかしながら、いざ実現となるとなかなか前に進みません。

その大きな原因の一つが、組織内の「アイディアキラー」の存在です。

活性化を図ろうとアイディアを募っても、なかなか上層部まで上がらないのは、以下のようなことが原因かも知れません。

 

・現場が何かアイディアを出すと、「とても実現できそうもないな!」

・部下が深く考えて計画を提案すると、「まだ考えが浅いね!」

・社員が面白そうな発想を話すと、「現実的ではないな!」

 

もともとアイディアとは、前例もなく不確実で弱いものです。

それに対してアイディアキラーの特徴は、論理的でしかも経験則に基づく話をします。それが先輩や上司なので、説得力があって反論できなくなるのです。

もちろんアイディアのすべてを現実の経営に取り入れることはできませんが、中間管理職がアイディアキラーばかりだと、やがてその会社は前例踏襲ばかりで、活気のない会社になってしまいます。

もし弊社がそうだったら、無人店舗の「スタッフレスショップ」や24時間管理の「レスQセンター」や、外国人専用の不動産総合サービス「Wagaya Japan」も生まれなかったでしょう。 

アイディアという「弱い新芽」を摘み取るのではなく、出てきた「新芽」を評価する仕組みをつくりましょう。

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