お知らせ
「一日一生」
≪天国の門≫視察ツアーに行ってきました。これには参加資格がいります。
大怪我か、大病でヤバかった人だけです。
先日の早朝、左肩の鈍痛で目が覚めました。最初はゴルフの練習で筋を痛めたのかと軽い気持ちでした。
やがてそれが強烈な胸の痛みへと広がり、経験したことがない呼吸困難、
苦しさと激痛で全身が油汗でびっしょり・・自分でも只事ではない恐怖感がありました。
すぐさま救急車両を手配しましたが、気づいた時は手術台の上でした。
部分麻酔だったので、執刀医と助手、看護師のやり取りが聞こえてきました。
私は、発症から48時間以内に35~50%の致死率と言われる突然死の代表格、「急性心筋梗塞」だと分りました。
手術中のモウロウとした意識下で、脳裏をかすめたのは
「人の命は一瞬で消える、次の瞬間は、誰にも会えないかも知れない!」という不安感でした。
手術後のICUでは、身体に24時間点滴ホースと酸素吸入機、複数の心電図配線、尿ホース、成人用オムツをまとい、
そして起き上がること禁止、寝返りを打つことさえ難しい・・それは自分の身体であって自分の身体でない数日間でした。
その後一般病棟に移った時の解放感は、忘れられません。
自分の意志でベットから起き上がれる、自分の足でトイレに行ける・・入院経験のない私は、こんな嬉しさを知りませんでした。
数日ぶりの食事は、やわらかい少量のご飯とほうれん草の豆腐あえ、塩気のない野菜の煮つけでした。
それまで水しか飲めなかった身に、喉もとから胃に食べ物が入る感覚が今でも鮮明に残っています。
それは、「あ~っ、生きているんだ!」という基本的な生存感覚でした。
「日常の当たり前」が、これほどスゴイこと、素晴らしいことだと思いもよりませんでした。
「最も不幸なのは、自分の幸せに気づけないこと」といわれます・・間違いなく私もその一人でした。
預貯金は、使わなければ減ることはありません。しかし、時間は使っても使わなくても減っていきます。
いや!それどころか、いきなり「完全消滅」する怖さを知りました。毎年の健康診断では異常はなく、
生まれてこのかた74年間、こんな病気は他人事だと思っていました。
この体験から言えるのは、今生きている誰の身にも「自分の持ち時間」が瞬時に「0」になる可能性が、あるということです。
≪天国の門≫視察ツアー帰りの私から、あなたにメッセージがあります。
■「やりたいこと、伝えたいこと・・・今やれ!」
■今日できることなのに・・「明日ヤロウ」は「馬鹿ヤロウ」
「一生」は貴重・・「一日」はさらに貴重・・・「一日一生」こそ貴重!