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会社の主役は誰か

会長のたわごと

上司の魅力って、一体なんでしょうか?
付いていきたくなる上司って、どのような人でしょうか?

「仕事を一生懸命教えたのに、あっさり転職してしまった!」
「食事や飲みに何度も連れて行たのに、さっと退職してしまった!」
「仕事以外の相談にも乗り、親身にしてやったのに・・・」
・・・・・これらは、退職者の上司からよく聞く話です。

大手就職サイトの「仕事を辞めた理由」のアンケートによると、1位の待遇面に続いて2位が「職場の人間関係」です。

「職場の人間関係」とは何か?・・パワーハラスメントもその中の一つです。
かつての社員教育には「叱咤激励」は付きものでしたが、近年の上司は常に戸惑いと不安を感じています。

それは、受け取る部下の感じ方や主観によって左右されることが多いからです。
例えば、まったく同じ言葉と口調でも誰に言われたかで、ハラスメントになったり、ならなかったりする事実があります。

長年の会社経営で分かったことがあります。
部下の心を掴んでいる上司は、どんなにきつく当たってもハラスメントを感じさせません。
部下の心をつかんでいる上司と、そうでない上司の違いとは何か・・。

:頭が良くて、仕事ができる上司かどうかではありません。
:プレゼンがうまく、説得力があるかどうかではありません。
:部下に優しく、めんどう見がいいかどうかではありません。

部下の心を掴んでいる上司は、部下が“主役”であることを優先します。
選手の能力を引き出すことを最優先する、名コーチや名監督と同じです。

そのような上司は社員が主役であり、役職や取締役や社長はその支援をする脇役であることを知っています。常に、主役のことを考えています・・・主役の役に立つことは何か・・を!

それに対して、社員の心が離れている上司は、常に自分が主役です。
「俺が上司だから、俺の言うことを聞け!」というオーラです。

それが、社員のためになるかどうかより、自分の立場と都合が優先です。
部下と力を合わせて成し遂げた成果も、自分一人の手柄にします。
そして自分にしか関心がなく、常に社員不在です。
その関係性が原因で退職しても、それに気づきません。

付いていきたくなる上司とは、常に部下を主役にして、下から支えます。
そのような優れた上司は、またその上の上司から支えられています。

その連鎖が、社員→役職→取締役と続き、社長が一番下から全員を支える「逆ピラミット」が会社組織のあるべき姿です。
そして、その頂点にいる社員が支えるべき相手こそ・・「真の主役である」お客様なのです。

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