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お知らせ

偶然という必然

会長のたわごと

アマチュアゴルファーの間では、ショートホールで、

一度目のショットでカップインすると「ホールインワン」記念として、

祝福イベントをします。

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米国ゴルフレジスターの調査によるとホールインワンの確率は、

アマチュアでは33,000分の1だそうです。

その“偶然”を達成した知人の「ホールインワンコンペ」に参加して、

帰り道のことです。

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赤信号で停車した際、バックミラーに映った後方の車の

小学生とお父さんの様子に気を取られました。

その子供が、私の車と真横に停車した車の両方を指さしてハシャイでいたのです。

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運転席のお父さんも、うなずきながらニコニコしていました。

私の隣の車は同じ大きさのセダンではありますが、

車種も違うし、ボディカラーも違っていました。

リアクションの理由がまったく解らないまま、

信号が青に変わり走行していると、

隣の車が私の前方にゆっくりと進み出ました。

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そのとき「えっ~!」・・答えが解りました。

車のナンバープレートの数字が、私の車と全部同じだったのです。

同じプレートナンバーの車が、同じ時間に、

同じ場所を「同時並行」する偶然は、何%の確率でしょうか?

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スイスの心理学者ユングは、

単なる偶然と考えるにはあまりにも確率の低い出来事は、

原因と結果の繋がりを説明し難い・・

しかし、偶然の出来事には科学では証明しきれない意味がある・・と言っています。

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そして、意味のある偶然は「シンクロニシティ」(共時性)であり、

それは「集合的無意識」によるものだと説明しています。

集合的無意識の力で、人と人は深い潜在意識の下で繋がっているそうです。

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そう言えば、大阪時代に友人だった人から、

43年ぶりにハガキが届きました。

その一週間ほど前に、ふと「彼は今どうしているのだろう?」と

回想したところだったので、ビックリしました。

しかも、10数年前から移住していたそうで、海外からでした。。

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ユングの説では人間の意識は、次の3つの層に別れています。

1.一番上に、自分で意識している「顕在意識」

2.その顕在意識の下に、自分では意識していない「潜在意識」

3.その下に「集合的無意識」があり、それが他のモノと繋がっている。

深い部分では祖先の記憶や現在の人、動植物など他の皆とも繋がっている。

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「すべての出来事は、必要、必然、ベストのタイミングで起こる」

「偶然のすべてが必然」

・・などと言われるのは「集合的無意識」のなせる業でしょうか?

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真意のほどはともかく、

「不運な偶然」も、「幸運な偶然」も、

他からの自分への意味あるメッセージとして

前向きにとらえると、ポジティブに生きられますね!

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