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真実より認知が事実

会長のたわごと

長年の友人が息子さんに会社継承したばかりの頃です。

その若社長の経営姿勢を、「まだ甘いな~!」と云ったことがありました。

ところが、めったに怒らない温和な性格の友人が、

感情をあらわに「息子を無能呼ばわりするのは、絶対許せん!」と激高しました。

その時の私は、余りにも予期しない友人の反応に面食らってしまいました。

私にしてみれば、若社長のことは学生時代から知っている関係で、

自分の息子のような親しみを込め、将来のノビシロに激励を込めての言葉でした。

決して無能などの意味では、ありませんでした。

弊社の企業方針の社員心得65項に次のように明文化しています。

『伝えようとした内容が情報ではなく、伝わってしまった内容が情報です

“そう云う意味ではありませんでした”は通用しません。

真実よりもお客様の認知こそが事実なのです。

相手が理解できる正確なメッセージは、その社員の表現力・・・能力と実力を現すものです。』

これは私自身が書いた文言ですが、その当人が失敗をしてしまいました。

社内外を問わず私の周辺に、明らかに優秀な人材にも関わらず、

もう何年も昇進できずにいる人が少なからず存在します。

そのような人たちの共通点の一つが、「伝え方」が下手なことです。

その類の人はそれに気づかないことが多く、仮にそうと知らされても余り気にしないのが実情です。

自分達の能力は、与えられた業務や商品開発に発揮すべきであって、

それを対外的にアピールするのは別の人の仕事だと考えています。

ある意味、伝え方を重要視する人は、中身よりも外見を気にする人だと思っていたりします。

優れた実績とキャリアさえ積めば、その中身に周囲が気づき、

やがて社会から認められる存在になれる!・・・それは一昔前の話です。

世界中のどこからでも居ながらにして、テレワークやリモートを駆使して

大量の競争相手が、かつてないスピードで出現する時代です。

経営幹部や営業職、内勤職も技術職も役割が変化してきています。

どのような手段でも会社の商品やサービスを、明確に伝える力が求められるようになりました。

しかも、平均以上の伝える力を持った人しか生き残れない・・

なぜなら平均的な能力は、その他大勢に埋もれるだけでなく、やがてAIに代用されてしまいます。

つまり個人の価値さえ、プレゼン能力で左右される時代になろうとしています。

ただ、AIは数値化が得意ですが、感情を持たないシロモノです。

人にしかできない感情に訴える「話す力」「書く力」、そして「伝える力」がAI時代の競争力の源泉なのです。

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