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脱落者の定義

会長のたわごと

 

弊社にこの春入社した大学新卒社員は7名です。昨年の4月から、採用準備を始め、試験や面接で厳選した新人達です。これからの成長を期待しているところです。
今までに多くの新卒を採用し、現在まで活躍中の人もいれば、脱落していった人もいます。当然ですが、退職社員が脱落組ということでは決してありません。あくまで私から見て「脱落」と思われる人と、成長する人の違いは何か?そこを考えることがあります。

弊社は縦型ピラミットというより、横のチーム力を大切にしています。
チーム力を最優先することでは、米軍の特殊部隊が有名です。
ネイビーシールズと言えば、偵察、監視、不正規な特殊作戦にも対応できる能力をもつ、米国のエリート精鋭部隊のことです。
入隊条件は、海軍、沿岸警備隊に属していることは元より、数学・科学・語学・暗号化能力などの資質テストをクリアし、肉体と精神力の両面を判断され、さらにアメリカで最も過酷といわれる「基礎水中爆破訓練」を約6ヶ月間経なければなりません。この訓練過程を耐え抜くことが出来るのは、入隊志願者の15~20%に過ぎないと云われています。

シールズ(SEALs)は、Sea(海)、Air(空)、Land(陸)の頭文字からつけられ、名前のとおり「海軍」「空軍」「陸軍」と、所属に関係ない特殊部隊のことです。
私が初めて知ったのは、2011年の5月、パキスタンに潜伏していた、アルカイダの指導者ウサマ・ビン・ラディンを極秘作戦で暗殺した出来事からです・・・その後、ドキュメンタリー映画が何度も放映されたので観た人も多いと思います。
軍の訓練はたいてい、厳格な階層構造に順じて、上からの命令遂行能力を完璧にこなすために行われますが、シールズの場合は細々した命令に従わせるより、チームとして適応し信頼関係を築くことに最重点を置いています。
命令型マネジメントでは、リーダーが大きな課題を細かい作業に分け、指示を与え、上からの命令を確実に遂行するための縦の関係が重要視されます。
それに対して、チーム創りでは、横のつながりがすべてになります。
チーム論の専門家は「優れたチームメンバーは、信頼関係を築きお互いの長所や短所を発見すれば、団結し一体となって活躍できる」と論じています。シールズの教官は、「この信頼関係がなければシールズのチームは、優秀な兵士の寄せ集めに過ぎない」と言っています。
また、次のように明言しています「自分のことしか考えていないか、心のそこから目的意識を持っているかを試すのは簡単だ。過酷で不快な経験をさせれば、同志愛と真の目的意識を持っているものだけが残る」

そして「共通の目標は信頼関係を支え、信頼関係は共通の目標を支える」とも・・・。チームの力は、メンバーの能力の総和を下回る場合もあれば、はるかに上回る場合もあります。
「Team(チーム)という単語にはI(個人)は存在しない」・・・私の主観では、能力そのものよりも個人主義派の人が、「脱落者」に多い気がします。

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