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皆が同じ土俵

会長のたわごと


弊社でもこの7月、来春卒業予定の大学生の内定者を決定しましたが、例年のように“決断と選択”を迫られました。

その理由の一つは、学生が複数社から内定を得るため、後日に内定辞退が多く発生した場合、予定人数が大幅に狂うことです。そして二つ目は、採用試験をパスした学生が、弊社にとって本当に適材な人物かどうかは、実際に働いてみないと答えが出ない部分です。

全国からの乗降客で混雑している羽田空港内の、あるレストランでのことです。
食事が終わりレジカウンターに行った時、レジ係りの若い女性から話しかけられました。「お客様、もしかしてこれからお仕事ですか?」・・私の相槌を確認してから、透明感に満ちたさわやかな笑顔で、「やはりそうですか!お仕事頑張ってください!」と・・・思わず私は「ハイ!頑張ります!」と返事してしまいました。勿論、私は通りすがりの一見客です。

日本管理センター(株)の名古屋大会の当日でした。
開会時間の少し前にJR名古屋高島屋に立ち寄り、エレベータに乗ったときこのことです。
降りのエレベータ内は、買い物客で混雑していました。1階に着いたエレベータから、先を競うようにドッと流れ出る買い物客・・それらのお客様を見送るように「開ボタン」を押し続けた後、最後にユックリと降りる女子従業員が目に留まりました。
制服姿からしてエレベータ係でないことは解りました。
「あ~、やはり大手の百貨店、部署は違ってもお客様対応教育をしっかりしている」と感じました。

その後、人混みの通路を抜け、大会会場である名古屋マリオットホテルのエレベータに乗ると、偶然にも同じ女性と乗り合わせました。
今度は、エレベータ内のドア近くに居た彼女は、ドアが開くと真っ先に降りて行きました。しかしそれは、自分が降りる階ではなく、エレベータ奥のお客様を気遣っての動作でした。
低姿勢で自然な所作から「あ~っ!マリオットの社員だっのか!」と思い直しました。やがて開会時間になり会場の受付に行くと、なんと!・・三度その彼女に出会いました。
そうです・・その女性は高島屋の社員でもホテルの従業員でもなく、日本管理センターの社員だったのです。

以上二つのエピソードに共通しているのは、社内教育と言うよりも「素材レベルの高さ」が光っている点です。
弊社のような不動産サービス業では、記憶力や理解力や問題解決能力なども大事ですが、素材としての「人柄の良さ」は、かけがえのないものです。

 

現代では、競争相手の性質が根底から変わってきました。
同業種だけが競争相手という時代ではなく、お客様は文字通りすべての会社を比較します。
つまり、ディズニーランドもリッツカールトンも、三越百貨店も、レストランも一介の不動産会社も、すべての企業が「顧客満足」という土俵で戦っています。

あなたの会社にも“光”は、存在していますか?!

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