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常識を敵にする

会長のたわごと

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電車内で、隣に座った男子学生がエキサイトしながらスマホを操作していました。よく見かけるスマホゲームに熱中している光景でした。
少し前までは、外出先でゲームを楽しむには「ニンテンドーDS」や「プレイステーション(PS)」などのゲーム専用機を買い、持ち歩くしかありませんでした。しかし今は、手持ちのスマホで気軽にゲームを楽しむことができます。

また、最新の映画をTVで見たいとき、ツタヤまでDVDをレンタルに行っていました。ところが今のVODサービスでは、自宅のTVやPC、スマホ でいつでも好きな映画を見ることが出来ます。ネット配信なので、DVDを返却に行ったり遅延追加料金を請求されることもありません。

私は缶コーヒーが苦手なので、コーヒーが飲みたくなると、スターバックスなどの専門店かファストフードに出かけて行くしかありませんでした。
今では、歩いて数分のコンビニで、挽きたてのコーヒーを自分で入れて飲むことが出来ます。しかも缶コーヒーより安い値段です。

大手家電屋さんで、新しいパソコンを買うために来店していた知人と出会いました。いろいろと細かく品定めをした結果、お気に入りのPCを見つけたようでした。しかし、その商品を買うそぶりが全然ありません。
「自宅に帰ってから、ネット検索で購入する」とのことです。
実は、このように大手量販店などの実店舗に来て、商品を選んだり確かめたりした後、実際には同じ品物をもっと安くネットで購入する・・これを「ショールーミング」というのだそうです。
大きな店舗を構え、社員を抱え、商品を陳列するなど膨大なコストをかけている実店舗にとっては、頭の痛い現象です。

このようなIT関連を含め異業種からの参入は、そこかしこで起こっています。従来のような同業者間の競争ではなく、どこから新たな競争相手が現れてお客様をかっさらっていくか、予想のつかない時代です。

当然ながら、私たち不動産業界も例外ではありません。
『ネット活用・店舗構えず!インターネットを“主戦場”とする不動産ベンチャーが相次ぎ誕生している。ほとんどの手続きがネット経由で済み、「仲介手数料 無料」が売りだ。実店舗を持たず・・コストを抑えている。国が不動産のネット取引解禁に動き出したことも追い風となり、今後勢力を拡大しそうだ・・』(日 本経済新聞2015・5・18)
従来のように多くの社員を採用し、多店舗展開でシェアを拡大する戦略ではなく、店舗を構えない「ネット不動産屋さん」の台頭です。

同業者の動きだけに注目し、業界の常識に囚われているあなたの会社、将来も安泰だと思いますか?
余計なお世話と叱られそうですね・・・弊社も「チェンジ・ザ・エイジェント」を、新期の標語に掲げました。

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