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時間という真商品

会長のたわごと

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今から20数年前、弊社が売買中心の形態から賃貸業務にシフトしはじめた頃、私自身もオーナー様営業に駆けずり回っていました。
この頃は「賃貸管理」とういう習慣はほとんど無く、賃貸斡旋をさせて頂ける物件をいかに獲得するかという営業でした。

当時、ある東京在住のオーナー様が、松山に大型賃貸マンションを建設中でした。そのオーナー様が松山の建設現場に来られた際、弊社も営業したものの、他社の営業攻勢に圧され「蚊帳の外」状態でした。
当時の弊社は、賃貸業務に関して実績も知名度も無く、お客様からも同業者からもほとんど相手にされてなかったのです。

そんな逆風の中で私が次にとった行動は、東京に帰ってしまったオーナー様の自宅まで訪問営業することでした。
結果として、承諾を得ることが出来ました。しかも、他社からの斡旋も一括した窓口担当として、弊社が主導権を得たのです。

この時、オーナー様の信頼を得ることが出来た最大の理由は、私の営業トークなどではありません。もしお断りされた場合、東京~松山間往復の「旅費」と「時間」が無駄になるリスクを背負った・・つまり営業効率を超えた「熱意」でした。

仮にこの時代、光速で走れる乗り物があり、瞬時に東京のご自宅まで訪問できたとしたら、「遠い所をよく来てくれました!」と感謝してくれたでしょう か?このオーナー様は、松山から飛行機に乗り電車に乗り換え、長時間かかることを知っているからこそ、その熱意を買ってくれたのでした。

お客様のために「時間」をどう使うか?ある意味、時間の使い方が営業結果を左右することがあります。
ともすれば私達は、目に見える金額や数量にとらわれて、お客様が欲しているのは「金額の安さ」や「サービスの多寡」だと思い込みがちです。ところが、お客様にとって本当に貴重なものは、私達が提供できる「時間」であるという認識が必要です。

例えば、夜半に管理マンションのお客様からエアコンが故障したとの通報があり、20分以内に駆けつけるのと、10時間後の翌朝駆けつけるのと、行為自体はどちらも同じです。明らかに違うのは、その行為を投入するまでの時間の差です。

サービスも早く提供されれば、同じ労力でも優れたサービスに変化します。
サービスを投入するまでの時間がキーとなります。競争相手より早く提供することで信頼を得られます・・「時間は競争力」なのです。
トップ企業は、お客様が望むことを他社よりも2倍3倍のスピードで実行しています。
現代は、規模の大小ではなく、時間を大切にしスピードのある企業が勝ち上がる時代です。

時間は貯金することも、増産することもできません。
その貴重な時間は、私達がお客様に提供する一部であり、別物ではなく一体なのです。
時間は最も重要な商品であり、時間こそがサービスそのものです。

「今」あなたの大切な時間・・何のために使っていますか?

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