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生存と変化と競争

会長のたわごと

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2013年の全国企業倒産件数(負債額1000万円以上)は10,855件だったそうです。5年連続で前年を下回り、22年ぶりの低水準になったと のこと、産業別倒産のNo1である建設業も、2,421件と5年連続の減少だそうです。不動産業は315件、建設業と比較すると低い数字です。
全産業では、一日約30件のペースで倒産が発生していることになります。

過去に何度か知人の倒産を垣間見ましたが、経営者は勿論のこと、従業員、家族、取引先、お客様・・周囲の人を巻き込んだ「悲劇」と言うしかありません。

ご存知、ダーウインの「種の起源」の中で次のようなことが要約されています。
『どの種でも、生存可能な数よりはるかに多くの固体が生まれる。その結果、繰り返される生存競争の中で、優位な変異が選択されて、劣位な変異が捨てられていく。
多様性のある種は繁栄できるが、画一的な種は弱い。次から次へと新種を生み出さなければ生存確率は無限に低くなる。やがて、敗者は勝者の餌食となっていく・・』と。

これは自然界の話ですが、現代の経済活動にもピタリと当てはまります。
沢山の小さな企業が生まれ、その多くが潰れていきます。
しかし、倒産は悲劇をもたらしますが、経済活動の進歩には欠かせない現象なのかもしれません。
例えば一つの企業が消滅すると、その資源が放出され、別の最適な企業でさらに有効に使われるようになります。
それが「資本主義は”創造的破壊”によって進歩する・・」と云われる所以でもあります。

生き残れるのは、環境(市場)に適応した企業であり、こうした企業は競争に立ち向かうことでさらに強くなっていきます。
競争を”善”としない価値観もありますが、もし競争を止めれば、商品やサービスの改善が止まるか、または遅くなります。その間に他の企業が新しい商品やサービスや技術を考案して、安定はしているが硬直的な企業にとって、脅威となります。

旧ソ連の科学者ガウゼの「差異化」には、『たとえわずかの差であっても、競争相手と違う点を持て、相手と同じ”科”であっても同じ”種”であってはならない。競争戦略の核心は”差別化”である』、との教訓が書かれています。

企業も個人も、進化し生き残りたいなら、他とは違う新しいことに取り組む姿勢が必要だという示唆でしょうか。
■新しい責任を引き受けよう。 ■新しいプロジェクトを始めよう。■新しい方向性を示していこう。■既存の仕事の新しいやり方を見つけよう・・・

2014年度、不動産業界の新しいやり方・弊社の「スタッフレスシステム」が、経済産業省から認められ、「中小企業IT経営力大賞」の”優秀賞”を受賞しました。
弊社は今後も、勝ち残るために新しい「変化への挑戦」を続けます!

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