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Never give up

会長のたわごと

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知人から「椿神社の境内で一風変わったモノを見つけました。神社仏閣には珍しく英語で刻まれた石碑で す・・それが乃万さんの作でした!」とメールが届きました。この神社は、愛媛県松山市にある創建2000余年という長い歴史を持つ神社です。旧暦の正月 7~9日は「椿祭り」として毎年約50万人の参詣者で賑います。
13年ほど前に境内の改装をした時に、寄付金の証としてそれぞれ好きな言葉を石碑にしたのですが、500体ほどある中で私だけが英語でした。
言い古された文言ですが、私としては「Don’t give up 」ではなく「 Never・・」になっているところが好きです。

小学生時代の私は体格も大きい方で、地区別対抗リレーの選手に選ばれたり、相撲大会では何度も優勝するなど、体力的に自信があり、また腕白でした。
この時代の子供の遊びは、チヤンバラごっこやかけっこ、野球、プロレスごっこなど、身体を使った遊びが中心でしたので、上級生や体力の優れた子が自然とリーダー格でした。
その頃、私よりも二級年下でいつもハナを垂らしていた「鼻グロ」というあだ名の子がいました。何故か他の子とは違い反抗的な態度が強く、よく上級生に泣か されたりいじめられる子でした。しかし、体力も腕力も勝る上級生に敵わないと知りつつ何度も突っかかってくる彼に、私も含め上級生の多くは苦手意識を持つ ようになっていました。
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恒例の相撲大会がやってきました。勝ち抜き戦に対戦順番はなく、5人を連続で倒すまでは誰が何度挑んでもいいという決まりでした
私の時、一人目の相手として「鼻グロ」が挑んできましたが、うまく投げ技が決まりました。二人目も勝ち進み、三人目の対戦でも他の子を押しのけ「鼻グロ」 が飛び出してきました・・今度は力づくで押し出しました。四人目もかろうじて勝ちました。あと一人勝ち抜けば「賞」が貰える・・息切れのあまり肩で呼吸し ている私に向かってきた5人目の相手は、またしても「鼻グロ」でした。
土俵際でもつれながらほとんど同時に二人が倒れました。その時、左腕に激痛が走りました・・うつぶせに倒れた私の左腕上に彼の身体が折重なったのです。小学5年生の秋、生まれて初めて骨折の傷みを知った瞬間でした。
同時に・・”Never”「絶対、決して」・・諦めない!下級生の執念に「完敗」した瞬間でもありました。

「成功」と「失敗」の定義があるとすれば・・・
「失敗」とは、諦めた瞬間に成立する・・が、いくら失敗しても決して諦めない限り、無限に「成功」へと近づいている!

 

私にとってこれが、「鼻グロ」と蔑んでいた下級生から学んだ、最初の英語語録でした。

くじけそうなあなた、「成功とは、諦めかけた一歩先にある!」・・ガンバレ!

noma

 

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