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優しさの弊害

会長のたわごと

 

 

 

 

      

   「優しさの弊害」  

 

あなたは、ハラスメントの種類を幾つ知っているでしょうか。

シューハラ(「就活」ハラスメント)・アルハラ(アルコール「飲酒」ハラスメント)

・スモハラ(スモーク「喫煙」ハラスメント)・ダイハラ(ダイアレクト「方言」ハラスメント)

・フキハラ(「不機嫌」ハラスメント)・・例えばロジハラ(ロジカル「正論」ハラスメント)とは、

正論で部下を追い詰めることなど100種類以上あります。

 

 ある上司が、複数の部下にお菓子を配ったそうです。ところが一人の部下から

オカハラ(お菓子ハラスメント)で訴えられました。

上司はその部下が現在ダイエット中と聞かされていたのでお菓子を配るのを控えたのです・・いわば「優しさ」からだった。

 この事例のように、ハラスメントは受け取り方「個人的主観」でどうにでも取ることができます。

 近年では加害者扱いを逃れるために、「沈黙は金、雄弁は銀」と云わんばかりに、だんまりを決め込む上司もいます。

 

もともと本当の意味は19世紀のイギリスのカーライルの本に書かれた言葉で

「説得力のある言葉を持つことは大事だが、黙るべき時を知る知恵はもっと大切だ」ということです。

しかし、現代社会ではこれさえもサイレントハラスメント(無言ハラスメント)と言われそうです。

 

 ある社長がテレビ対談で言っていました「あそこもここも、潰れた会社の社長

はみな優しいんだよ。うちより古いし、いい商品をもっているんだけどネ。

長や幹部が優しいと会社って潰れるんだよネ。こんなご時世だと特にネ!」

ここで言う「優しい」には、ちょっとした違いがあります。

関心があるのは自分のことだけ、他人に関心が無い。部下が頑張っていようが

怠けていようが放任しておく、部下の長所や短所にも興味が無いので気づかない。

部下が何をしても許すので、一見「優しく」感じますが、

自分さえ良ければ周りはどっちでもいいという“自己中心”が本質にあります。

当然ですが、このような組織ではやりがいを感じる部下はいません。

優しいの反対は「恐い」や「厳しい」ではなく、「冷たい」です。

つまり、真に優しい人は部下に対する思いやりがあります。

思いやりのある上司は部下を放任にしない、部下の甘えを許さない、

規律違反を許さない、怠慢を許さない、努力不足を許さない、社員として不適切な考え方を許さない・・

これをハラスメントと混同してはなりません。

 

 しかし、部下が自分の能力を出し切って、前向きに一生懸命仕事に取り組んでいれば、

失敗しても仏様のように目を細めて静かに笑っている。

そうでなければ鬼のように恐い・・

「最も優しくて、最も恐い人」こそ真の上司なのです。

 

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