お知らせ
負け勝ち


「負け勝ち」
おかげ様で、今年の1月16日で創業45周年です
弊社は45年経った今も、まだまだ発展途上会社です。
現状に甘んじることのない「現状不満足」こそが
躍進のAgent(原動力)だと考えています。
この時期になると思い起こすエピソードがあります。
それは、創業まもなく賃貸業務を始めた頃のことです。
まだまだ来店してくれるお客様も少なく閑散とする日々が続き、
ぼたん雪の舞い散る寒い日、一組のお客様が来られました。
当時は社員数も少ない上に案内用の車もなく、
お客様の車に便乗させてもらって内見する状態でした。
来店して下さったお客様と物件内見を済ませた後、
一人で帰社した担当社員に、淡い期待をもって「どうだった?」と尋ねました。
すると「あんたの会社は古くてボロい物件ばかりや、他の不動産屋に行くから
ここで降りてくれ! とバス停も駅もないところで降ろされ、
25分ほどかけて歩いて帰って来た・・との報告でした。
その社員は、涙声になっていました。
私は「なんてひどい客や!車で会社まで帰っても5分と違わないのに!」
と思いました。
ただ、その社員の涙は、極寒の中をコートもマフラーもなく
一人歩かされたことなんかではなく、
「他社より見下され、バカにされた屈辱感」の悔し涙でした。
当時の弊社は、オーナー様からの直物件も少なく
他社の仲介物件を仲介させてもらう状態でした。
この頃は、現在のような「賃貸管理物件」の習慣もなく
賃貸情報専用のポータルサイトなどもありません。
従って、オーナー様から直接依頼を受けた業者が仲介斡旋の専従者でした。
つまり、専従業者としては当社のような新参者に仲介をさせると、
半月分の手数料になってしまうため、
古くて決まりにくい物件を優先するのが常套手段でした。
それでも仲介させてくれる同業者は有難かったのです。
とはいえ・・その時、社員に対する慰めの言葉が見つかりませんでした・・
同業他社より圧倒的劣勢は事実だったからです。
同時に、部下にこのような屈辱的な体験をさせてしまったことで、
経営者としての敗北感を思い知ったのです。
部下の何十倍も悔しくて!悔しくて!・・
それが40数年経った今も鮮明に覚えている理由です。
おかげで二度とこのような想いをさせない会社にする!
という持続的モチベーションに変換できたのです。
■「負けを思い知ったとき、初めて勝つことができる」
(金メダリスト北島康介)
![]()