不動産賃貸業界のいわゆる繁忙期も終盤、新入居者の引越しが増える3月23日~4月7日までの2週間のお困りごと入電数を確認してみると134件でした。入電内容を確認すると、「建付け不良」「水漏れ」「エアコンや換気扇などの電気設備不良」「ゴミ出し時の近隣トラブル」など内容は様々です。
お困りごとの中でも、設備の不具合については修理や交換で対応できるのですが、最も困るのは“臭い”の問題です。今年も“臭い”に関する連絡が数件ありましたが、「あまりの悪臭に我慢できない!」とお部屋を解約された方までいたほどです。
■“臭い”の原因を元から絶つには?
入居者が不満に思う“悪臭”のほとんどは、各排水管から立ち上る汚水の臭いを原因とするものです。なぜ室内に汚水の臭いが上がってくるのでしょうか?各排水管の防臭キャップが外れていたり、ホースを繋ぐ防臭テープが切れているなどいくつか原因があります。また、長期空室による封水切れや、排水トラップにある「防臭パッキンの劣化や消失」などによる防臭処理不良なども“臭い”の原因となっています。さらに、汚水の臭いが部屋に充満し、壁紙などに付着してしまうと、掃除をしてもなかなか取ることができません。そうならないためにも、退去のタイミングで必ず排水まわりの確認をするようにしましょう。
■問題は“臭い”だけじゃない
排水管から“臭い”が上がってきているということは、同時に湿気も上がってきています。特に流し台や洗面台の排水管のすき間から湿気が上がると、収納の底板を腐食させる事になり、酷い場合はカビが発生し、設備の寿命も短くなってしまいます。この場合、排水管を立ち上げて防臭処理をする事で、底板の腐食を防ぐことができます。
空室の“臭い”が気になり始めたら、排水設備周辺を確認してみてはいかがでしょうか?
水回り調査・修理のご相談は、日本エイジェントレスQセンター(TEL089-921-1568)にて承りますので、お気軽にご相談ください。
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