■電気自動車『テスラ』付の賃貸住宅が誕生
2024年2月、東京の恵比寿に、入居者専用で電気自動車『テスラ』の車がカーシェア利用できる賃貸物件が誕生しました。駐車スペースの一部でカーシェアを導入している物件は珍しくなくなっていますが、そこに更に『テスラ』という話題性と人気がある電気自動車を利用できるという、付加価値をつけた物件です。
今まで、賃貸物件の付加価値と言えば『宅配ボックス』や『ネット無料』などが挙げられていましたが、ここ数年以内の新築物件では、もはやこれらは標準設備として、あって当たり前と考えられるようになっています。
そして更なる差別化を図るため、東京近郊エリアでは今まで無かったサービス・付加価値をつけた物件が増え始めています。
最新の賃貸物件トレンド情報と東京本部だよりをお届けします。
■趣味に特化したコンセプト型賃貸物件
コロナ前に比べて在宅時間が増え、自宅での時間を充実させたいという入居者ニーズが高まる中、特定の趣味に特化したコンセプト型賃貸物件が増え始めています。
千葉県にある、とあるコンセプト型賃貸住宅は、全9戸の居室全てが異なる趣味に合わせた専用の設備が導入されています。例えば1室はゴルフシミュレーターが導入されているお部屋です。自身が自宅で導入しようとすれば、数百万はかかるであろう設備が既に居室内に設置されていて、使い放題です。その他のお部屋も、壁一面がボルダリングウォールになっていたり、陶芸用スペースがあったり、グランドピアノ設置可能な防音のお部屋があったり、と多種多様な趣味に合わせたコンセプト賃貸物件として話題を集めています。
そしてこのような『体験』を付加価値とした賃貸物件は今後も増えてくることが予想されます。
■人とつながって暮らすコミュニティ型賃貸住宅
もう1つ、にわかに増え始めているのが『コミュニティ型賃貸住宅』です。
一般の単身用賃貸物件でも、集合住宅であれば当然に近隣住民は多くいますが、特に昨今はセキュリティの観点からも、近隣住民との関わりを持たない場合が多いのが実情です。
しかし、地震や自然災害が多い日本では、近隣住民と助け合える住環境がほしいというニーズがあります。また、今の若い世代はシェアハウスや学生専用マンションなどに住んだ経験がある人も多く、集団生活のほうが住みやすいという人も増えてきています。
入居者全員でシェアして使うキッチンスペースや、懇親を深めるためのラウンジスペースなどを活用して、入居者自らが企画したイベントなども行われており、これもまた一つの『体験』を付加価値とした、新たな賃貸物件のカタチと言えます。
■賃貸物件・不動産会社に求められる進化
このような特徴的な物件は、万人受けするとは言い難い物件でしょう。しかし、『付加価値』をつけることは他の物件との差別化をする上で非常に重要であり、その一つのキーワードが入居者にとっての『体験』であるということは、これらの物件から学べるポイントであると言えるのではないでしょうか。
賃貸物件の商品価値が高まっていく流れの中で、オーナー様の賃貸経営をサポートする立場であり、お客様に物件を紹介する立場である我々不動産会社も、新たな賃貸物件のトレンドを常に察知し、知識をアップデートし、進化と成長を続けていかなければなりません。
これからも、日本人・外国人の両方対応できる不動産会社として、お客様感動満足の追求、そしてグローバル化の促進をテーマに、今後も東京本部は元気に営業してまいります!
今後とも何卒宜しくお願いいたします。
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