春と言えば黄砂、そして花粉シーズンの到来ですね。「梅雨時期のコケ」や「初夏から秋の終わりにかけてのクモ」など、建物には季節特有の汚れがありますが、今回は黄砂や花粉といった「春の汚れ」とその対策についてご紹介します。
■2種類の「春の汚れ」とその原因
①「花粉」の汚れ
毎年2月から5月ごろにかけて飛散する花粉は、洗濯物や車などに付着するのと同様に建物にも付着して厄介な「汚れ」を発生させます。春は粘着力の高いスギやヒノキの花粉が大量に舞っており、それが雨や湿気や雨により頑固で落としにくい花粉汚れが残ってしまうのです。
よく雨が降った後に排水口に黄色がかった黒い汚れが見られますが、それが「花粉汚れ」です。花粉は水分と合わさると花粉内部にあるタンパク質の一種「ペクチン」いう酸性物や多糖物質などが染み出してきます。ペクチンは水分で溶け出すと粘着力が強くなり、べったり付着して固まる性質を持っているため、簡単に汚れを落とすことができないのです。
②「黄砂」の汚れ
春は偏西風の影響で東アジアから運ばれる黄砂も共用部の汚れの原因となります。
黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原など、乾燥・半乾燥地域で、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。滞積した黄砂は雨の水分で流れ落ちると壁面に黒い筋となって表れます。
■機械洗浄のススメ
花粉や黄砂は日常の掃き清掃では落ちにくいので、花粉汚れ、黄砂汚れのどちらであっても「高圧洗浄機」や「ポリッシャー」などの「機械洗浄」するのがオススメです。花粉や黄砂による汚れは、機械洗浄で落ちますが、あらかじめ洗剤を塗布するなどの合わせ技を使用することでより高い洗浄効果が得られます。
建物の美観を保つために、共用廊下、階段、エントランス、そして黒く汚れが垂れる腰壁をしっかり洗浄するようにしましょう。すっきりとキレイな建物に生まれ変わります。
「春の汚れ」が気になる方は、ぜひ日本エイジェント ビルマネジメント課(TEL089-996-6650 )までご連絡ください。
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