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満室レシピ

時代の変化に対応できない物件は、決まらなくなる!? 物件の資産価値を上げる『リノベーション』のススメ

2019.10.30

退去後のリフォームを“原状回復”で済ませていませんか?建築から15年~20年経過した物件は、そろそろ“原状回復”ではなく“リノベーション”が必要なタイミングです。効果的なリノベーションによって「決まる部屋」に生まれ変わった事例をいくつかご紹介します。

■原状回復とリノベーション

退去後の原状回復工事は、あくまでもそのお部屋を新築当初の内装に復元しているだけに過ぎず、絶えず増え続ける新築物件・築浅物件に打ち勝つためには、通常の原状回復を超える、新しいトレンドを取り入れたプラスαの施策が必要です。リノベーションは、手を加えることによって、物件の価値を上げるのです。

例えば1999年竣工のこちらの物件(写真①)。経年によりフローリングの色褪せが目立つようになり、この状態ではお部屋をご案内してもあまり良い印象を持たれず、お客様に選ばれません。ここは貼り替えのタイミングと判断し、従来のフローリングにサンゲツのフロアタイルを上貼りしました(写真②)。このフロアタイルは塩ビ素材となっており、カラーや模様のバリエーションが豊富で、かつ耐久性にも優れているというメリットがあります。

  

■ダウンライトとの組み合わせで、より洗練された印象に

さらにプラスαの施策として従来のシーリングライトを廃し、ダウンライト×アクセントクロスで仕上げることにより、お部屋の内装の統一感を演出しました。日本エイジェントでは、このダウンライト×アクセントクロスのデザイン仕様(商品名:リノッタ)を数多くの物件に導入しており、空室対策の特効薬としてフル活用しています。

因みにこちらのお部屋は、8月21日にオーナー様にリフォーム提案をさせていただき、受注後9月6日に工事が完了、9月14日には入居者が決まりました。リノッタのデザイン力とオーナー様の決断の早さにより、異例の速さで入居付けが実現しています。どんな物件でもスピード申込となる訳ではないのかもしれませんが、年数経過=賃料値下げ一辺倒に陥りがちであったこれまでの募集方法に一石を投じ、デザイン力によって物件価値の向上に一役買うことが可能となりました。

 

賃貸物件の供給が需要を大きく上回り、熾烈を極める松山エリアの賃貸市場。お客様から選ばれる物件プロデュース力は、今後より一層求められます。リノベーションなど、物件再生にご興味のある方は、日本エイジェント プロパティマネジメント課(TEL089-911-2513)までご相談ください。

 

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松原 正之
株式会社日本エイジェント 資産運用事業部 リフォームチーム

松原 正之

リノベーション物件の総合プロデューサー。従来の原状回復工事の枠を大きく超えるアイデアを駆使し、物件の再生を図ります。

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