更新日:5月31日
春は新たな始まりの季節ですが、この時期は多くの人々が新しい住まいへと移り住む「移動シーズン」でもあります。新生活のスタートはわくわくするものですが、賃貸物件に入居した際に直面する問題が、その喜びを半減させることも少なくありません。特に、昨年と一昨年はコロナ禍の影響で多くの人が自宅で過ごす時間が長くなり、住環境に対する期待と要求が高まりました。実際に、当社に寄せられた「入居時のお困りごと」の件数は、2020年が249件、2021年が261件と、通常月の約5倍にも上りました。これは、住環境に対するこだわりと敏感さが増している証拠かもしれません。そこで、どのような不満が最も多かったのか、トップ5の不満点を発表し、これからの季節に備えてどのような準備が必要かを考えていきたいと思います。
厳しさ増す「入居者の視点」
賃貸物件に入居する際、多くの入居者が直面する不満には以下のようなものがあります:
清掃が不十分:
入居者が最初に気づくのは清掃状態です。特に、前の住人の残した汚れやホコリが残っていると、新生活への期待感が大きく損なわれます。清掃の甘さは、即座に不満として表れるため、管理会社にとっては特に注意が必要なポイントです。
部屋の臭い:
閉ざされた空間での独特の臭いや、タバコの煙、ペットのにおいが残っている場合、これが新たな入居者のストレスに直結します。消臭と換気は、入居前の基本的な対応として欠かせません。
水栓器具の内部部品磨耗による水漏れ:
水回りのトラブルは入居の早期段階で明らかになることが多く、特に水漏れは生活に直接影響を与えるため、緊急性が高い不満となります。定期的なメンテナンスと早期の部品交換が予防策となります。
換気扇の音:
騒音はストレスの大きな原因です。特に古い換気扇の音は、静かな居住空間を求める入居者にとっては耐え難いものです。適切な機器の選定と定期的なメンテナンスで、この問題はある程度解決可能です。
エアコンの動作不良:
季節の変わり目に特に問題となるのがエアコンです。効かない、うるさい、臭いがするなどの問題は、入居者の快適な生活を大きく妨げる要因となります。エアコンの定期的な清掃と機能チェックは、トラブルを防ぐために不可欠です。
これらの問題点は、多くの場合、入居前の細やかなチェックと丁寧なメンテナンスで防げるものです。入居者が新しい家に足を踏み入れた瞬間に感じる新鮮な空気と清潔な環境は、その後の住まいへの愛着に大きく影響します。したがって、入居前の準備はただの作業ではなく、入居者との信頼関係を築くための第一歩となるのです。
不満解約の防止に、入居前の事前チェックの徹底を!
私たちえひめレスQセンターでは、入居者が快適に新生活をスタートできるよう、入居前のお部屋の事前チェックに力を入れています。具体的なチェックリストを用いて、各部屋の状態を細かく検査し、修理やクリーニングが必要な箇所は速やかに対応。この徹底した事前チェックにより、入居後のトラブルを大幅に減少させ、入居者からの不満を未然に防いでいます。
また、何か問題が見つかった場合には、すぐにオーナー様に報告し、必要な修繕を行うことで、物件の価倆を保ちながら、入居者様の満足度を高める努力をしています。このプロセスは、管理物件の満室および長期入居を実現するためにも、極めて重要なのです。
まとめ
春の移動シーズンは、多くの人にとって新しい生活の始まりを意味しますが、そのスタートダッシュを妨げるような問題に直面することなく、スムーズに生活を始められるようサポートすることが、私たち管理会社の使命です。入居者が新居に期待することは多岐にわたりますが、彼らの期待に応えるためには、事前の準備と心配りが不可欠です。賃貸物件の入居時における不満を解消し、一人ひとりが幸せで満足のいく生活を送れるよう、私たちはこれからも努力を重ねてまいります。
えひめレスQセンターでは、入居直後のお客様が不満なく快適に生活していただけるように、入居前のお部屋の事前チェックにも力を入れて取り組んでいます。「入居前チェック」後に修理が必要と判断した場合、早急にオーナー様に連絡し、対応させていただいております。管理物件の満室及び長期入居実現のために力を尽くしてまいりますので、ぜひともご協力をお願い致します。
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